大阪医科薬科大合格への道
大阪医科薬科大学(関西医科大学も合格)の合格体験記(2023年度)
M.Oさん
大阪出身
3浪目
◆大阪医科薬科大合格への勉強方法
他塾からの転塾で3浪目の1年間をメディセンスで過ごしました。その1年間での勉強の課題や方法をお伝えしたいと思います。
①英語の学習に関して
英語は得意科目で、先生からも文構造を見抜く力、文と文のつながりや行間を読む力はあると言われていました。ただ、考えすぎて「そこまで書かなくてもいい」という部分まで答案に書いてしまい間違えることが多かったので、毎日の寺子屋時間に先生にチェックしてもらっていました。また普段からメディセンスの単語テストで使用する速読英単語の必須編・上級編を何度も繰り返して、語彙力の強化に特にこだわりました。さらに、長文を読む上で背景知識を強化すべきという先生の教えから、できるだけたくさんの長文を読むようにしました。
一人ではなかなか続かない単語の暗記などもメディセンスで毎日チェックしてもらえるので、あまり苦労することなく取り組めたと思います。入試直前には、過去問を解くたびに先生に添削してもいました。寺子屋時間に先生がいることですぐに解決できるところがよかったです。
②数学の学習に関して
メディセンスの前期の授業で基礎的な単元内容を一通り学べるということだったので、通常テキストと授業や寺子屋時間に配布されるプリントのみを進めました。苦手な分野も、半年間毎日のようにテスト演習があり、解いてはチェックしてもらいを繰り返していくことによって、初見で解ける問題が後半はかなり増えてきました。また、特に苦手な場合の数,確率などで、数えるべきところを漏らさずに数え切ることができるかということに少し不安があり、先生に寺子屋時間に添削してもらいながら、別解の検討を徹底しました。
「数学は最終的には見たことのない問題に対して、何から手をつければいいのかをどこまで考えられるかが大切や」と言われ続けて、志望大学に合わせた頻出問題の類題や過去問を10年分は演習しました。特に大阪医科薬科大対策で意識したのは、記述解答がちゃんと書けるかどうかで、寺子屋時間に添削してもらいました。それが大きな成長につながったと思います。
③化学の学習に関して
メディセンスの授業では,理論/無機/有機化学全分野の基礎~標準レベルの問題を10月末までに一通り終えました。デイリー・ウィークリーテストで入試問題などを解く機会が多く、様々な単元を日々復習できました。特に夏には有機化学(脂肪族、芳香族)の講義を受けて入試演習をし、「意識的に正しい手順で入試問題の解法を考え続けた成果が出た」と先生からも声をかけてもらいました。ただ、細かなところでの解答精度はまだまだ不十分で、授業で身に付けた基礎的解法を使ってどうやって応用問題に対応できるかがテーマでした。
そういった面から、ハイレベル問題や新しい問題への対応力をつけられるように指導してもらいました。問題文から解答に必要なポイントを読み取れるように何度も寺子屋時間で先生に質問したり、課題プリントをもらって課題を克服できたと思います。
④生物の学習に関して
実験考察問題に対して,データを読み取って論理的に解答を作るという点についてよく指摘されました。また,以前は問題文の読み飛ばしをしてしまい,読めば解けるような問題を落としてしまうことが多かったです。
前期は土台を固めることを意識しました。夏期はバイオテクノロジーと尿生成グラフの演習を強化しました。特に尿生成の再吸収グラフに関しては苦手意識がありましたが,「計算式は単位を書く」「実験やグラフから読み取れる事実を随時書き出す」ことを意識し、答案を作ることができるようになったのは先生が細かく添削してくれたおかげです。
再吸収量・原尿量・尿中濃度などの全パターンについて解法を使い分けられるようになりました。また寺子屋時間で個別に課題をもらい、期間を空けて再度解けるかどうかも確認してもらえたことが定着につながったと思います。◆大阪医科薬科実際の面接に関して
面接対策はメディセンスでしっかりやってもらいました。ただの模擬面接ではなく,自分の生い立ちから志望理由を整理してマインドマップを作成しました。
そのおかげで、どんな質問がきても自分の言葉で自分の考えが発言できたと思います。以下は面接での内容です。
<1回目 面接官2人 10分>
①医師志望理由
②どんな医師を目指しているか
③医師は激務で体力が必要だが大丈夫そうか
④医学部の勉強は大変だがどうしていくか
⑤今までもそうやって勉強してきたか
⑥耐久力はあるか
⑦しんどいことがあったらどうするか
⑧浪人辞めようと思わなかったか
⑨浪人生活で苦しかったこと嬉しかったこと
⑩医学生としての権利と義務とは何だと思うか
⑪医学生になったらどんなことを学ぶか
<2回目 面接官2人 10分弱>
①小論文で自分と逆の立場の人の意見
②それにどういう解決策があるか
③アドポリにもあるように医師になる上で思いやりが重要であるが、大切にしていること、まだ自分に足りていないことは?
※本学志望理由と調査書関連は全く聞かれませんでした。◆メディセンスでの勉強方法として意識したこと
授業・テストの内容は、当日・土日・月末に復習してやりっぱなしにならないように意識しました。典型問題(特に化学)は何も考えなくても解けるようにして,何でも何回でも質問することを心がけました。何度も質問できる環境だからこそ、そこを最大限に活用しました。
◆対策、克服の方法(乗り越えた方法、受験生活で工夫したこと
サボリ癖がひどいので、とにかく休まずに通い続けることだけは徹底しました。そして、スマホはメディセンスに預けて、触らないようにしました。
暗記が得意ではなかったので、歩いている時、お風呂やごはんの時間など勉強時間以外に何回も繰り返して覚えるようにしたのも工夫の一つです。
また、今までは質問することが苦手でしたが、先生との距離が近く何でも質問できるようになりました。
特に、入試で東京にいたときでもLINEやZOOMで質問対応や面接対策もしてもらえたので、心強かったのです。◆両親への思い
勉強のことに関しては全く何も言わずに見守っていてくれて、かなり自由にさせてもらいました。毎日のようにお弁当を作ってくれたり、土日は車で送り迎えをしてくれたり、たくさんサポートしてくれて感謝しています。大学生になってもがんばります。
◆受験生に向けてメッセージ
演習とそのチェックを中心としたメディセンスのカリキュラムは自分に合っていたと思います。毎日受験科目すべてのテストがあり、その日の授業でやった内容がしっかりアウトプットできるかどうかを点数化してもらえたのがよかったです。
入試直前には大阪医科薬科大やその他の受験予定大学の過去問の答案を添削してもらい、合格レベルに到達しているかを見てもらいました。自分でできたと思っていても、先生にみてもらうとできていないことも多かったので、やっぱり答案は見てもらった方がいいです。演習を増やしてそのチェックをしてもらいたい方はメディセンスに相談してみてください。
科目に関しては、数学ももちろん大切ですが、本番で実力を発揮できないことも多いですので、まずは理科と英語を安定させることが大切だと思います。
先生に言われたことを素直に受け止めて、与えられたものをきちんとこなせば大丈夫だと思うので頑張ってください。